1949-04-12 第5回国会 衆議院 文部委員会 第7号
しかもこれは昨日私が内閣委員会でちよつとお聞きしておつたときの説明によると、既定事実によると言われておるし、また個々の新聞割当の決定についても、前月の割当量を踏襲するといつたふうに、既存の実績というものが考えられているようではあるが、しかし現在の商業的な大新聞の実績というものは、御承知のように大戰中に非常に水増しされている。
しかもこれは昨日私が内閣委員会でちよつとお聞きしておつたときの説明によると、既定事実によると言われておるし、また個々の新聞割当の決定についても、前月の割当量を踏襲するといつたふうに、既存の実績というものが考えられているようではあるが、しかし現在の商業的な大新聞の実績というものは、御承知のように大戰中に非常に水増しされている。
この考えは非常に合理的ではありますが、いろいろな意味において新聞割当制度に対する非常に革命的なことで、從つてまだ新聞界にとつても非常に大きな問題となるのであります。何と申しましても読者の希望に基く割当の調整といいますことは、一種の自由競爭で、從つて大新聞の有利なことは明らかであります。
なかなか実現を見ないのでありますけれども、これも新聞割当の方に供給される紙の量が十分でありませんので、実現を見ないという実情であります。